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2022/02/14 21:25
近所の猟師のおじいさん、今日もお土産に自ら撃った鹿の肉を持って来てくださいました。
猟師の仕事については、いろいろな考えがあります。
人々の生活を守るために必要なこと。(畑を荒らす野生動物の〝獣害〟から畑を守るために〝駆除〟をします。)(人慣れしてしまって食物をねだりに人里に降りてくる動物も、事故を防ぐために駆除されます。)
山や川などの自然を守るためにも必要なこと。(ある動物が増えすぎて山の食物が不足し、自然な食物連鎖のバランスが崩れることを防ぐため、〝個体調整〟をするそうです。)
何より、古くから人々は、貴重なタンパク源として野生動物の命をもらって暮らしてきた事実があります。
動物も人も自然の一部じゃないか。獣害とか個体調整などというのは人間の都合じゃないか。
そう思うことは確かにあります。
でも、猟師の人の話を直接聞くと、肉体的にも精神的にもつらい仕事を引き受けていることがよくわかります。
撃った以上は無駄なくいただきます。
猿なんて、やっぱり撃つときに目見れないよ、って言います。
年に一度の供養も丁寧に行います。
銃を扱う身であることを自覚し、普段から乱暴な言動を絶対にしないよう、細心の注意を払っています。
自然保護についての考え方はつくづく難しく、私にはまだ全く自分の考えというものがありません。ただ、たくさんの先輩方の話をひたすら聴いているだけです。
そんな私に届いたバレンタインデーのプレゼント?は鹿のレバーとタン。贈り物はチョコレートとは決まっていないようです。
「バレンタイン 任意 タンレバ」
(「回文雑話」つづく。)