月曜日はパン屋さんの日です。

2時間近くかかる近隣の街から、パン屋のないこの町に、小さなおばあちゃんが車でパンを売りに来てくれるのです。

クリームやあんこの入ったおやつパン、ちくわやツナののったおかずパン、イチゴのメロンパンという謎のネーミングで好奇心を刺激してくるパン。パンってどうしてこうも私たちの心をくすぐるのでしょう！

私たちの暮らす集落は、歩いて行ける範囲にお店がないにもかかわらず、自家用車でいつでも自由に外出できるわけではないお年寄りがたくさん暮らしています。だから、町で運営する格安予約制タクシーや、月曜日のパン屋さんのような移動販売を、切実に必要としている人たちが多いのです。

そんな状況や気持ちを汲んで遠くからパンを運んでくれる人がいると思うと、すごく温かい気持ちになります。

で。

私は幸い運転もできるし助けてもらうよりむしろ助ける側の若者だとは思うのですが、それとこれとは話が別で、今日もついパンを買ってしまうのでした。

来週も楽しみ～♪ぱぱんぱんぱぱん♪

(「回文雑話」つづく。)