さてさて、夫の文芸批評家・川口好美が主宰している完全家内手工業による文学雑誌「練習生」、いよいよ第6号の編集作業が始まりました！

原稿に目を通して体裁を整える作業と並行して本日行ったのは、表紙の和紙の草木染めです。

今回の材料は、黒豆。

上品な色の出る材料です。

今日は、黒豆の染液がよく入るようにあらかじめ紙にタンパク質を入れておく「タンパク処理」という行程を行いました。

牛乳をハケで和紙に塗っていきます。太陽のあるうちに乾かすため、素早く、でもしわにならないよう丁寧に。

何事も、きれいに合理的に作業が進むためには、周到な準備が大切なようです。

練習生も第6号となり、だいぶ慣れてきた今回は、広いテラスに大きなたらいを持ってきて、スムーズに作業することができました。

大事な和紙がしわにならずに済みました！

というわけで今夜の回文は、

「言うよ？塗らな　和紙、しわならぬ用意」

でした。

明日はいよいよ黒豆で染めていきます！

(「回文雑話」つづく。)