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2022/03/04 21:57
こんばんは!
息子の手作りおもちゃで大盛り上がり、ちょっぴりすっとぼけなルールに大笑いのてんでんこ家族です。
段ボールと紙箱、割り箸などを使って実に自由な発想で作られた対戦型おもしろゲームで、さらには勝者のみに許された隠しステージもあります。
が!具体的な見た目やルールは、製作者の息子の意思により、公開は一切認められていません……。(万が一誰かにマネされることを危惧してのことだそうです…。)
どんなゲームかは、皆さまそれぞれ自由な発想で思い描いてくださいませ。
ところで、
息子が2才~3才の頃、好きなものの絵を描いてくれと、私たち親は頼まれたものでした。キャラクターや日用品や知り合いの顔などなど。特に夫は、何を頼まれても一生懸命に描いて、息子はそれを熱心に見守っては完成した絵を見て喜んでいました。
そんな様子を見て、わたしはときどき、これでいいのかな?自分で描く喜びを教えるべきじゃないのかな?なんて思ったりもしました。果ては、頼まれたら何でもやってもらえるって思っちゃうんじゃないかな?とまで思ったこともありました。
ところが、です。
あるとき、自分でペンを持った息子は、頭足人(幼児の描く、頭から足の生えたようなヒトの絵をこう呼びます)を描き、一定期間それを描いたかと思うと、瞬く間にいろいろな絵を描くようになりました。
模写もすれば、想像して描き上げた絵もあり、今ではわたしの百倍上手な絵描きです。(親バカですいやせん。)
このことがあって私が学んだのは、
ひとつには、3才くらいまでは、子どもの要求にはひたすら応えてあげてもいいんだな!ということ。それはわがままな子どもを育てることではなく、信頼の土壌のもとに子どもを育てるということなんじゃないかな。
もうひとつは、「自分でやってごらん」がすべてではないのだということ。当たり前だけど子どもそれぞれの個性があって、初めからチャレンジできることもあれば、何だかおっかなびっくりでなかなか手を付けられないこともある。すべり台はいきなりいけたけど、ダンスは尻込みしていたな、という具合に。
息子の場合、絵は好きだけど、自分で描いてみるには勇気が必要で、父の描くところをひたすら見続けることでその勇気を蓄えていたのかもしれません。そして、あるときついに、やってみよう!と思えたのかも。(かも。ですけどネ。)
無理矢理に描かされるより、きっとこれで良かったのだろうなと、今では思います。
他のいろんなことについても、こうやって想像以上に長~~い目で見てゆったりじっくり付き合うことができれば、もっと楽に、楽しく、しかも子どもの本当の力を引き出せるのかもしれないなぁ。「やってみようよ!」と背中を押すか、「見ててごらん」とお願いに応えるか、そこを見極めるのが親の大事な仕事かもしれないですねぇ。
そんなこんなで、そのお絵描きの延長で作った今回のおもちゃも
「湧くわ!アイディア湧くわ!」
という感じでした。
子どもたちの自由な育ちが、日本中で、世界中で守られることを切に願います!!!
長くなってすみません、おやすみなさい。
(「回文雑話」つづく。)