ぐんぐん気温が上がり、風の匂い、太陽の高さ、道ばたの草花の彩り、すべてが春へと向かっているいま、たったひとつ真冬と変わらないものがあります……それは、私の手あれ。

いったいこれはヒトの手なのかしらと自分でも疑ってしまうほどの乾きようで、ちょっとした動作でひび割れてしまいます。困ったものです。

加えてそそっかしいものですから、包丁で切るやら、缶けりで転んですりむくやら、柱にぶつけるやらで、もうぐちゃぐちゃですわ。

でもあったかくなると動きやすくなり、ぼろぼろの手を使う億劫さも少しはましになってきました。

「手いたいて」

と、またしてもなぜか関西弁ですが、

関西弁といえば、

先日ラジオ番組にてんでんこが出演させていただく機会があり、イヤホンの向こうのスタジオにはレイザーラモンＲＧさんがいらっしゃいました。

ＲＧさんは、かのプロレスラー棚橋弘至選手と、大学時代のプロレス同好会の先輩後輩にあたるそうで、私はてんでんこの宣伝そっちのけで棚橋選手への思いを語らせていただきました。

「おぅ、棚橋つれていくでぇ」

と驚くほど気軽なＲＧさんの返答にアセアセの私ではありましたが、

「彼はプロレスという文化を変えた男ですから、てんでんこもそんなふうにがんばって！」

とのエールをいただきました。

さらに、

「いつか川根本町にリング組んで、ぼくと棚橋で試合やりますよ！」

との約束をいただきました。

うおおお！！！

これはアツイですね！！

約束ですよ、ＲＧさんっ！！！

久々の回文となって申し訳ありませんでしたが、てんでんこはこんな感じで元気に稼働しておりました。今後ともよろしくお願いいたします。

(「回文雑話」変化を怖れず、なんらかの形でつづけます)